ちょっとバリエーション
ちょっとバリエーション」は、「山の手帳」の山行のうち、主として百名山完登(1998年)以降で、クライミングの要素が含まれているルートに関するものを紹介しています。
ただ、万年初心者なので,いわゆる「本ちゃん」ではなく、基本的には、一般難コース(西穂-奥穂等)からバリエーション初心者(入門~初級)ルート、すなわち、鎖等のない岩稜縦走、短い岩壁を含む岩稜登攀等を対象としています。 
なお、マルチピッチクライミングを含むルートは当然ですが、「バリエーション」と明記したものは、通常、クライミング・ロープ(ザイル)を携行・使用するルートです。
 
「北鎌尾根(無雪期)」等、バリエーション初心者レベルで岩稜縦走タイプのものは、一般難ルートとの境界が曖昧で、ロープの要否がよく話題になりますが、いわゆるベテラン(現在もクライミングを含む技術・経験が十分あり・維持している人)を除き、ロープの携行が望ましいと思います。
※バリエーションルートのグレードは、アラビア数字で表示したものがルートグレード(アプローチ・時間等を含めたルート全体の難易)ローマ数字で表示したものが最高ピッチグレード(最も困難なピッチの岩場のグレード)を表しています(UIAA表示)。
(凡例)チンネ左稜線③⑤⑥⑧⑨/4級下/Ⅴ/3~5時間/440m13P
グレードの出典(下記の参考文献リスト参照)/ルートグレード4級下/最高ピッチグレードⅤ/取付~終了点の標準時間3~5時間/ロープスケール440m標準ピッチ数13P
最高ピッチグレードについては、フリークライミングでⅥ以上はデシマル表示とします(Ⅵ=5.9)。
ルートグレード・最高ピッチグレードは、同じルートでも、季節等で登攀方法が異なる場合(無雪期と冬期)、グレーディングされた年代が異なる場合には、差異が生じることがあります。また、ルート間の相対的な難易は、それぞれのルートのタイプが異なる場合は(縦走・マルチピッチクライミング・沢登り・アイスクライミング等)、グレードによる単純比較は困難です。
そこで、グレード表示に当たっては、その季節、参考文献の番号(下記参照)、登攀タイプ等を併記することにしました。
なお、グレード表示とは別に、初心者(入門~初級)・初級・中級等、難易等級を表示しておりますが、これは、基本的に、チャレンジアルパインクライミング(廣川健太郎著・東京新聞出版局・2005年発行)を参考にしております。
参考文献
 ① 日本マルチピッチ・フリークライミングルート図集 菊池敏之著 山と渓谷社 2011年版
 ② 東京起点沢登りルート120  宗像兵一編 山と渓谷社  2010年版
 ③ チャレンジ!アルパインクライミング北アルプス編 廣川健太郎著 東京新聞出版局  2005年版
 ④ チャレンジ!アルパインクライミング南アルプス・八ヶ岳・谷川岳編 廣川健太郎著  東京新聞出版局  2005年版 
 ⑤ Rock&SnowBooksアルパインクライミング 遠藤晴行編 山と渓谷社 2001年版
 ⑥ 改定日本の岩場(下) CJ編集部編 白山書房  2001年版
 ⑦ 改定冬期クライミング 西村豊一著 白山書房 1998年版
 ⑧ 日本のクラシックルート-アルパイン・クライミングルート集- 山と渓谷社編   1997年版 
 ⑨ 日本アルプス特選100コース 山と渓谷社編  1977年版 
 ⑩ 日本登山大系
(4)東京近郊の山(7)槍ヶ岳穂高岳(8)八ヶ岳奥秩父中央アルプス
(9)南アルプス
柏瀬祐之・岩崎元郎・小泉弘編
白水社
1997~2002年版
 ちょっとバリエーション2012年~2015年
   
2015 
   2014
2013 
2012
2009~2011
 1995~2008
 穂高コブ尾根(夏)
阿弥陀岳南稜(冬)
 剱岳チンネ左稜線
大同心雲稜ルート(夏)
滝谷ドーム中央稜
北岳バットレス第4尾根
赤岳西壁主稜(冬) 
 子持山獅子岩
阿弥陀岳北稜
 二子山中央稜
明神岳東稜
残雪の北穂東稜
剱岳八ッ峰6峰Cフェース
前穂高岳北尾根
槍ヶ岳北鎌尾根
西穂槍ヶ岳縦走
ルート メ モ(印象等)
2014






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12月下 筆頭岩     
 西上州・表妙義連峰・金鶏山
無雪期バリエーション入門(マルチピッチクライミング)
体感Ⅲ~Ⅲ+/100~120m(3~4P)

榛名湖のイルミネーション見物の序に筆頭岩へ出かけた。アプローチ道に所々残雪があり緊張したものの、登攀ルートは南面で問題なかった。
今回は、取付からP3テラスまでは、ロープを付けず、テラスより30mロープ3P(25m30m30m)+コンテの登攀だった。「蜂の渡り(P2~P1の水平ナイフリッジ)」にフィックスが付いていた他、以前より、終了点・懸垂支点等が整備されていた。
筆頭岩は、登りより下降が難しい。30m2本で3回のラペル(10m25m25m)、2回目3回目は空中懸垂となる。3回目は、前回同様(2009.12)、ロープが立木に引っ掛かり、中々解けず苦労した。
「きのこ館」のある「公園事務所駐車場」からの行動時間は3時間だった。内訳は、①登攀1時間、②下降1時間、③休憩・準備・ギア解除とアプローチ道往復の合計1時間。駐車場の気温2℃(9:30)~6.5℃(12:30)
2014



















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10月中 ジャンダルム飛騨尾根     
 北ア・奥穂高岳/天狗のコル幕営1泊2日
無雪期バリエーション初級(マルチピッチクライミング)
1級/Ⅲ/⑨/1時間30分~2時間30分/150m(T5~T1の隔時登攀の部分)

先月に続き、また、飛騨尾根に出かけた。このルートの核心はT2直下のピッチで、T2から取付いた前回は、その核心を登っていなかったからである。
2日の日程で、岳沢ベースとすると、2日目(アタック・下山)の行動時間が長過ぎるので、初日に天狗のコルまで登ることにした。
【アプローチ】 
天狗沢は前回記述済み(省略)。
天狗のコルの外、ジャンダルムまでの縦走路には若干の新雪が見られる箇所があった。5~10cmで凍結しておらず、歩行に支障はなかった。
因みに、天狗のコルの気温は、日の出前-7℃、陽が当たり始めた7時頃は-3℃だった。
T1(第一テラス)、T2テラスの位置は、参考にした3つの文献で共通しているが、取付テラスは文献により名称が異なっている。ただ、同じ場所を指しており、古いが『現代登山全集(東京創元社)』のT5を採用する(日本登山大系ではT3)。T5は、飛騨尾根αルンゼ(β沢)側4番目の支稜(D尾根)と飛騨尾根のジャンクションピークの上にある。T5へは、αルンゼを下降し、コブ尾根の頭西尾根から落ちてくるルンゼとの合流点から右岸の草付をトラバース、D尾根を乗越して取付くとされている。
ところが、αルンゼには5~20cmの新雪があり、4番目の小滝の下は吹き溜まりとなっていた。そこは核心のT2より下に位置していたので、T5から取付くのは止め、当該小滝の落ち口からトラバース。3番目の支稜(C尾根)を登って飛騨尾根主稜に取付いた。
参考文献では『αルンゼの下降は15~20分』となっているが、雪があったり、懸垂下降した小滝もあったため、予定ポイントの手前まででも、約1時間を要した。ただ、雪がなくてもルンゼの現況では(浮石だらけで歩き難い)、20分は無理のように思う。
【飛騨尾根登攀】230m/5P+コンテ:C尾根取付点~T1
C尾根の取付点から、飛騨尾根主稜の核心T2下のスラブ状岩壁までは、50mいっぱいから10m弱のコンテ。階段状なので、このピッチは全てコンテで行けそう。
2P目のスラブ状岩壁は、遠見より緩く、電光型に走るクラックがホールドとして利用できる(ガバ)。ただ、ランナウトしており、カムが役に立った(キャメロット#1使用)。また、1,2歩スメアとなる部分もあるが、フリクションが良く、フラットソールで登ったので問題なし。
2P目は、核心のスラブ状岩壁より、むしろ、その先の小岩峰群の通過が、ロープが流れないし、高度感があり怖かった。
3P目は、T2のすぐ手前のトサカ状の岩峰を越える。この岩峰も上から見ると難しそうたが、下から登ると高さがないし、T2への下りもランぺで問題なかった。 
T2~T1は(2P)、2回目ということもあって(前回より10分短縮)、やはり、T2以下のピッチより容易に感じた。 
ジャンダルムは、無風快晴で気温は15℃、同じ日曜なのに、誰もいなかった(前回は縦走者10人以上)。この日稜線であった人も、縦走者3人のみ。
日程・行動時間 
1日目:上高地-岳沢-天狗のコル(幕営)
2日目:天狗のコル-コブ尾根の頭--飛騨尾根登攀--ジャンダルム-往路下山
*荷物kn17kg/mon14kg(岳沢小屋で補充した水2人で4Lの重量を除く)
5時間 12分
10時間 14分
   
上高地~天狗のコル 上高地<-15分/18分->岳沢道登山口<-1時間5分/1時間47分->岳沢小屋(休憩:復路5分/往路28分(水補給4L))<-40分/1時間29分->2600m地点(休憩:往路9分)<-35分/1時間1分->天狗のコル(幕営)
*コースタイムは概ね1時間に1回の途中休憩等を含む実績。
往路  
5時間 12分
復路  
2時間 40分
天狗のコル
~飛騨尾根取付
 
天狗のコル-1時間13分->コブ尾根の頭(休憩3分)-4分->コブ尾根の頭・ジャンダルムのコル--αルンゼ下降56分(懸垂下降あり)-->4番目の小滝落ち口--27分->C尾根
2時間 43分
飛騨尾根登攀  取付点(C尾根)準備等36分--(3P(50m+コンテ/45m/45m))1時間20分-->飛騨尾根T2(準備3分)--(2P(45m/45m))40分-->T1(終了点)ギア解除7分--12分-->ジャンダルム
準備等 36分
登 攀  
2時間 03分
登頂等 19分
ジャンダルム
~天狗のコル
 
ジャンダルム(昼食・写真・下降準備28分)-10分->コブ尾根の頭-50分->天狗のコル(テント撤収25分)
休憩等 28分
テン場戻り
1時間
撤収  25分
2014


















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9月下 ジャンダルム飛騨尾根     
 北ア南部・奥穂高岳/岳沢幕営2泊3日
無雪期バリエーション初級(マルチピッチクライミング)
1級/Ⅲ/⑨/1時間30分~2時間30分/200m
ジャンダルム飛騨尾根は、奥穂高岳のジャンダルムから飛騨側へ派生する急峻な岩尾根。奥穂頂上から眺めると、特に、T1,T2の下の岩峰は、垂壁のように見え、とても私たちには登れない困難なルートだと思っていた。
ところが、古いガイドブック(『日本アルプス特選100コース(山と渓谷社)絶版』)によると、無雪期の難易度は『ルートグレード1級・最高ピッチグレードⅢ』『剱岳八ッ峰主稜縦走より難しく、同Ⅵ峰Cフェース+Aフェースより易しい』と、私たちにもお手頃な位置付け。
 そこで、紅葉真っ盛りの岳沢をベースに、今年も紅葉狩りとクライミングの二兎追ってみることにした。
【岳沢~天狗のコル】
岳沢ベースとすると、初日時間があるので、翌日のアタックに備え、天狗沢沿いの登山道の偵察に出かけた。それは、第一に、この道を歩いたことがなかったこと。第二に、天狗沢には中間部に雪渓が見えたし、浮石の多いガレ沢歩きで、一般道ながら難路とされていたからである。
当該登山道は、岳沢から10分程でコブ沢を渡り、はじめは天狗沢左岸沿い(畳岩尾根の裾)、次いで右岸尾根についており、高差の2/3はよく整備された道だった(雪渓は右岸尾根を歩いているうちに通り過ぎてしまった)。最上部1/3はガレ沢歩きとなるが、ペンキ表示に忠実歩けば(概ね畳岩尾根のコンタクトライン)、足場は比較的安定しており、剱岳北方稜線の池ノ谷ガリーなどより歩き易いと感じた。
【アプローチ】 
飛騨尾根へは、コブ尾根の頭とジャンダルムとの鞍部から飛騨側へ落ちるαルンゼ(β沢と呼ぶ文献もある)を下降、右岸の支稜からアプローチし、T5(上から数えて5番目のテラス『現代登山全集』)から取付く。
参考文献ではαルンゼの下降は『15~20分』とされ、これだけを頼りにαルンゼを離脱したら、不覚にも、T2から取付くことになってしまい、核心のT2直下を登ることが出来なかった。
【T2~ジャンダルム登攀】
T2から実質的な終了点のT1までは、ホールド豊富で、快適な岩稜登攀だった。ただ、アプローチに4時間かけて(岳沢~T2)、僅か2P・90m・50分のクライミングでは・・・。「もう一度下降して登り返そう」とmonchanに打診してみるも、「体調が悪いから」とあっさり却下された。 
2泊としたので岳沢の紅葉は十分堪能できたが、事前調査不足でクライミングは消化不良。 
 2014



























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9月上 チンネ左稜線     
 北ア北西部・剱岳/熊ノ岩幕営2泊3日
無雪期バリエーション初中級(マルチピッチクライミング)
4級下/Ⅴ/(③⑤⑥⑧⑨)/3~5時間/440m13P
先月、降雨のため取付にすら行けなかったチンネ左稜線。今回も予報は微妙だったが、今季最後のチャンスなので、再挑戦してみることにした。
時期的に真砂平(真砂沢ロッジ)からの日帰りは厳しいと思われ、禁じ手の、室堂入山・熊ノ岩ベースで2日目にアタックするプランとした。雨は入山日の朝方のみで済み(室堂に着いた時はあがっていた)、今回は何とか、念願のルートを自分たちで登ることが出来た。
【入山・アプローチ】
●剣沢雪渓は8月上旬と変わらなかったが(武蔵谷出合~長次郎谷出合は問題なく雪渓上を歩ける)、長次郎谷は雪渓の状態がかなり悪くなっていた。
●長次郎谷は、2008年同時期行った時(Ⅵ峰Cフェース+八ッ峰上半)とほぼ同じで以下のような状況だった。
①八ッ峰ⅠⅡ峰間のルンゼ出合から上のゴルジュは、雪渓が崩壊しており、クランポンを外して右岸をへつった。
②ゴルジュの出口より上の雪渓は安定しており二俣を経て熊ノ岩まで雪渓上を歩けた。
③長次郎谷右俣は八ッ峰Ⅶ峰の横辺りで左右に分かれる。右俣左沢は雪渓が続いていたが、池ノ谷乗越へ至る右俣右沢はほとんど雪がなく(ⅦⅧのコルより上の右岸寄りに部分的にブロックが残る)、ガレ場歩きだった。
○池ノ谷ガリーは、「北方稜線ブーム」のせいか踏跡が明瞭、2006年に通った時より格段に歩き易くなっていた。
○三ノ窓のコルよりチンネ稜線の取付へは、三ノ窓のコル直下の雪田と上部が後退した三ノ窓雪渓をトラバースして達する。
 【チンネ左稜線】
〇奇数ピッチをkniferidge、偶数ピッチをmonchanリードのつるべ。以下のピッチ番号は『チャレンジアルパインクライミング』のトポのものを採用(トータル13P)。今回、私たちは10Pで登った。
○現在一般的なチンネ左端(裏「4」の字の下)から取付いた(魚津高ルート)。1P目は、トポでは『左上する凹角15mⅢ』とあるがテラス直下のフェースを直登した(10m弱Ⅲ・ノーピン)。
●2P目(フェース40mⅣ):裏「4」字の垂直ラインから登り、下のテラスより右上、灌木のあるバンドを左にトラバースしピッチを切った。下のテラス~灌木のあるバンドまでの右上ラインは、短いが、急なスラブでホールドが乏しい上、濡れていて、全ピッチで最も困難に感じた(到底Ⅳとは思えない)。因みに、トポでは『下のテラスから直上』となっている。
●3P目(50mⅢ):出だしのフェースはホールドが多いもののランナウト。その後のバンド歩き~ルンゼ登りはクランク状のラインとなりロープの流れが悪かった。
〇4P目(フェース20mⅢ+):取付から直上するには最初のガバが遠いが、背後の衝立状のピナクルを利用してステミングで上がると容易に取れた。取付より左から登って右トラバースするラインはホールドが多く容易だが、ノーピン。なお、4P目で、トポの5P目(緩い草付リッジⅠ)前半までロープを伸ばした(トータル40m)。
○5P目後半(緩い草付リッジ20mⅠ)~6P目(ハイマツ混じりのフェース40mⅡ)~7P目(リッジ上の凹角40mⅢ)は、ロープいっぱいからコンテ。ランナウトしているので、灌木・岩角でランナーを取った。
●8P目(ピナクルの林立するリッジ50mⅣ):『3本ツアッケ』と呼ばれるピナクル群の登攀。出だしの大ピナクルは、急だが見た目ほど難しくなかった。その後は、左に下り右上するクランク状のラインとなるため、3P目以上にロープの流れが悪かった。

●9P目(カンテ~ハング~スラブ~凹状リッジ35mⅤ):核心のピッチ。出だしのカンテはレイバック、ハングは右から一段高い急なスラブへ重心移動して移る。ピンが多くホールドもあるのでハング越え自体は難しくなかった。むしろ、移った先のスラブが急で高度感があり、カチで登る数歩はフットホールドが細かく、kniferidgeはビビってピンを踏んで登った(A0)。このピッチのネット記録は、ハング越えの記述ばかりで、上は簡単という先入観があった。それで、ピンの多いハング以下の部分で景気よくヌンチャクをかけ、半分も登らないうちに尽きてしまった。このため、むしろ、高度感のある上のリッジで恐ろしい思いをした。カムのビナは勿論、終了点用の最小限のもの以外の環ビナまで総動員して登ったが、それでもランナウトしてしまい(ピンはあるけどビナがない)、中々手が出ず時間がかかった。いっそのこと、ロワーダウンして下のヌンチャクを回収して登り返せばよかったと思う。
〇10P目(クラックのあるリッジ~フェース20mⅢ+):急だが、フットジャムが良く決まるクラックがあるので、見た目より容易。
○11P~13P(小岩峰やナイフエッジのあるリッジ・トータル90mⅡ~Ⅲ+)は2Pで登った。小岩峰の登りで急なところがあるが、全体的に傾斜が落ちるし、ナイフリッジも8P目で目が慣れているので、問題なかった。
○チンネの頭よりチンネのコル(チンネとクレオパトラニードルとの鞍部)まで歩いて下り、三ノ窓の頭(クレオパトラニードルと北方稜線のジャンクションピーク)とチンネの頭との間の細いギャップから池ノ谷ガリーへは、50mロープ1本で2回の懸垂下降。
○カムはキャメロット#1,#2を使用。
 日程・行動時間
1日目:室堂-別山乗越-別山平-長次郎谷出合--熊ノ岩(幕営)
2日目:熊ノ岩--池ノ谷乗越--三ノ窓--チンネ左稜線登攀--熊ノ岩(幕営)
3日目:熊ノ岩--長次郎谷出合-別山平-別山乗越-室堂
6時間 50分
11時間 58分
6時間 25分
室堂~熊ノ岩 室堂<-55分/34分->雷鳥沢幕営地(休憩:復路5分)<-45分/1時間34分->別山乗越(休憩:復路11分/往路7分)<-59分/38分->別山平(剣沢三田平/休憩:復路12分/往路22分)<-33分/20分->武蔵谷出合(クランポン着脱等:復路15分/往路7分)<-55分/31分->長次郎谷出合<-30分/47分->ⅠⅡ峰間のルンゼ出合(クランポン着脱等:復路10分/往路10分)<-20分/30分->ゴルジュ上(クランポン着脱等:復路15分/往路15分)<-20分/55分->熊ノ岩
*コースタイムは概ね1時間に1回の途中休憩等を含む実績。荷物kn19kg/mon15kg
往路  
6時間 50分
復路  
6時間 25分
チンネアプローチ 熊ノ岩--17分-->長次郎谷右俣の二俣(クランポン外す8分)--35分-->池ノ谷乗越(休憩5分)--42分-->三ノ窓のコル(クランポン装着・写真23分)--20分->チンネ左稜線魚津高ルート取付
2時間 30分
チンネ左稜線 チンネ左稜線魚津高ルート取付(準備等35分)--左稜線下半(1P~8P→6P+コンテ)3時間40分-->T5--左稜線上半(9P~13P→4P)2時間40分-->チンネの頭
準備等 35分
左稜線登攀 
6時間 20分
熊ノ岩への戻り チンネの頭(休憩・写真・下降準備45分)--歩き6分-->チンネのコル(準備5分
)--懸垂下降25m*2P/34分-->池ノ谷ガリー(ギア解除10分)--8分-->池ノ谷乗越(休憩5分)--27分-->長次郎谷右俣の二俣(クランポン装着8分)--5分-->熊ノ岩
休憩等 45分
熊ノ岩戻り
1時間 43分
 2014











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8月上 長次郎谷右俣     
 北ア北西部剱岳/真砂沢ロッジ幕営3泊4日
バリエーション入門(雪渓)
真砂沢ロッジ(幕営)ベースでチンネ左稜線を狙ったが、アタック日(3日目)は未明からずっと雨で熊の岩で敗退。
その前日、長次郎谷右俣の雪渓状態・コースタイムの確認のため池ノ谷乗越まで往復した。4日も費やして結局その偵察のみが今回の成果だった。ただ、雪渓の状態は刻一刻と変化するので、それとて成果といえるか?
[黒部ダム~真砂沢] 黒部ダム<-1時間25分/1時間->内蔵助谷出合<-2時間5分/2時間9分->内蔵助平(鉄橋)<-1時間37分/1時間40分+昼食等大休止50分->ハシゴ谷乗越<-1時間50分/1時間34分->真砂沢ロッジ
*コースタイムは休憩等を含む実績。
往路  
7時間 13分
復路  
6時間 57分
[長次郎谷右俣偵察] 真砂沢ロッジ<-25分/30分->長次郎谷出合<-1時間/1時間50分->熊ノ岩<-55分/1時間20分->池ノ谷乗越
往路   
3時間 40分
復路   
2時間 20分
 2014














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7月中 大同心正面壁雲稜ルート  
 八ヶ岳横岳西壁/前夜発日帰り
無雪期バリエーション初中級(マルチピッチクライミング)
無雪期5.9/3時間/150m・5~6P
(参考)冬期:中級:4級下/Ⅳ・A1/(④⑦)/3~5時間/160m・7P)
私たちには難しすぎて、いつも眺めるだけだった大同心正面壁。人気の雲稜ルートは、無雪期はフリーで登られている。急だが支点が整備されており、その間隔も短いという噂、A0なら何とか行けるだろうと安易に挑戦してみたのだが・・・・。
●一言で言うと、中高年・万年初心者の私たちには、実力以上の厳しいルートだった。
●取付の気温は10℃、晴れていたが西壁で陽が当たらないため肌寒く、雨具を羽織って登った。
●前夜から早朝にかけて雨だったらしく、1,2P目は岩が濡れていて、少しグレードが上がっているように感じた。
●1P目は(kniferidgeリード)、ハングに梃子摺り、時間はかかるし、腕を消耗(結局A0突破)。回収時ヌンチャクを落としてしまった●2P目は(monchanリード)、一段上がった後、ラインが2通りあった。monchanは手前のツルツルの凹角(人工のラインと思われる)を強引にA0で突破、このピッチも時間がかかった。岩が濡れていたこともあり、フォローでもA0でないと登れず、技術的には最終のドームの登り(5.9)より難しく感じた。
〇3P~4Pは浮石が多かったり、ややランナウトするところがあったものの、特に問題なし(それでも大同心北西稜レベル)。
●5P目は(核心の最終ピッチ、kniferidgeリード)、最初のハングはフリーで行けたものの、その上の薄被りのカンテは高度感があって中々手が出ない。指が疲れていて中々クリップできないのが原因で、上部はフィフィを使ってレストしながらでないと登れなかった。ピンの間隔が短いので安心だが、掛け過ぎてヌンチャクが足りなくなったり(ロワーダウンして下のものを回収)、やっと抜けたと思ってマントリングしようとしたらZクリップと、終了点まで達することは出来たものの、少しも嬉しくなかった。
〇平日で貸切だったが、後に他のパーティーがいたら遅すぎて顰蹙を買うところ。もっと登れるようになったら再トライしたい。
[アプローチ] 赤岳山荘(美濃戸)-1時間30分-赤岳鉱泉(休憩5分)-5分-大同心沢入口-5分-大同心稜取付-1時間-大同心基部
2時間 45分
[雲稜ルート登攀] 1P目スラブ~バンド~薄被りフェース(30m・5.8)
2P目凹状フェース~ツルツルの凹角(
*)/(30m・5.7)→凹角は体感5.10a
3P目草付フェース~凹角(30m・Ⅲ+)
4P目凹角~バンドトラバース/35m・Ⅳ
5P目薄被りフェース~薄被りカンテ/25m・5.9
*凹状フェースを一段登った後左トラバース。その上はリッジを挟んで2通りのラインがあった。右の凹角はホールドが遠い上、つるつるで足が決まらない。ピトン連打してあり(ボルトラダー)、人工のラインと思われたがリードのmonchanはこれをA0を交えて登ってしまった。リッジの左は相対的にホールドが多くペツルのボルトがあることから、フリーのライン(5.7)はそちらだと思う。フリーのラインは1本ハンガーが脱落しているので注意!
朝食準備偵察
1時間 05分
登攀
4時間 07分
[昼食・休憩・下降] ①昼食・休憩:1時間8分
②大同心基部までの下降(懸垂下降(25m+50m)+歩き):1時間10分
2時間 18分
 [下山等] ①落としたギア回収・下山準備・写真:30分
②大同心基部-1時間-赤岳鉱泉(休憩10分)-1時間25分-赤岳山荘(美濃戸)
3時間 05分
 [行動時間] 上記の合計
13時間 20分
 2014




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6月末~7月初 中ノ谷よりザラ峠     
 北ア北西部立山連峰/1泊2日中ノ谷幕営
ウェストンも歩いた「立山後立山横断路(佐々成政のザラ越え・針ノ木峠越え)」のトレースを目的とする山行。
2泊3日で昨年の「針ノ木峠越え」、及び「中ノ谷からザラ峠」を通して歩くつもりだったが、初日の予報が悪く、1泊2日で後者のみに計画を縮小。
黒部ダム-(黒部湖畔道)-平の小屋-刈安峠-(廃道となった下降路)-中ノ谷-ザラ峠-五色ヶ原-(中ノ谷とヌクイ谷の境界尾根(現在の一般道))-刈安峠-黒部ダム
 2014











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5月上 小同心クラック     
 八ヶ岳横岳西壁
1泊2日赤岩の頭下フォーストビバーク
 冬期バリエーション初中級(マルチピッチクライミング):2級上(④)or3級上(⑤)/Ⅳ
GW後半も北アは天気が悪く予定山行は中止。代わりに、日にちをずらせば晴天の期待できる八ヶ岳へ。『小同心クラック』は殆ど歩きのないマルチピッチながら、ガバ系で夏登った感触で、GWならクランポンでも登れると判断。
アプローチは大同心稜から。大同心ルンゼ左岸~小同心基部が雪壁となっておりロープを出して時間がかかった。
小同心クラックも、ピッチの切り方が悪く4Pとなったり、monchan絶不調で核心でギブアップしたりと順調にいかず、時間がかかった。
赤岳鉱泉への戻りは硫黄岳周りの一般道を選択したが、赤岩の頭下で道迷いし、フォーストビバークとなった。
翌日は、赤岳鉱泉で仮眠後、イグルー造りに挑戦。2時間半で高さ170cm*直径2mのものを完成させることが出来た。
〇小同心クラックアプローチ:3時間25分
赤岳鉱泉-7分-大同心沢分岐--7分--大同心稜取付--1時間26分--大同心基部(休憩10分)--1時間35分(50m*2p+コンテ)--小同心左岩峰基部(小同心クラック取付)
〇小同心クラック登攀~横岳主峰:3時間37分
小同心左岩峰基部(偵察・登攀準備20分)--2時間40分(90m・Ⅳ・4p)--小同心の頭(休憩・ロープ解除25分)--12分--横岳主峰
 2014












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4月中 伯耆大山弥山~剣ヶ峰縦走
 (中国山地)/米子より日帰り
一般難ルート(縦走路は2014年現在一般登山者の立入規制中)
米子をベースに『百名山』のとき(1998年正月)踏めなかった大山最高点の剣ヶ峰(1729m)を目指した。ルートは、大山寺より残雪たっぷりの夏山登山道を上がり、弥山から剣ヶ峰・天狗ヶ峰と稜線縦走。象ヶ鼻を経てユートピア避難小屋へ下り、そこから宝珠尾根へトラバース(ユートピアコース)。尾根は下らず、上宝珠越より谷筋を辿り元谷経由で(砂すべりコース)大山寺へ戻るもの。
●弥山~剣ヶ峰縦走は、もっと早い時期なら素晴らしい雪稜ルートなのだろうが、『ラクダの背』が雪解け直後のせいか、極端に脆くなっていた。難しくはないものの、確保支点をほとんど取れずリスキーなため、楽しくなかった。無雪期は、危険回避の手段が限られており、しかも確実ではないので、今後リスクを冒してまで、もう一度登ろうとは思わないだろう。どうしても剣ヶ峰に登りたい人は難所の短いユートピアコースからの往復が安全で、良いような気がした。
●なお、雪稜トレーニングには少し時期が遅すぎで残念。
   【登頂日の行動時間】①~④の合計   8時間15分
  弥山登頂
大山寺橋P-57分-4合目(休憩・アイゼン装着等25分)-27分-6合目避難小屋(写真・休憩11分)
-57分-弥山)
 
 2時間57分
  昼食・縦走準備等(弥山)     36分
  稜線縦走
弥山-59分-剣ヶ峰(休憩・写真24分)-14分-天狗ヶ峰-55分-ユートピア避難小屋
 2時間32分
  下山
ユートピア避難小屋(休憩・写真20分)-25分-上宝珠越-1時間5分-大神山神社奥宮(参拝5分)
-15分-大山寺橋駐車場
 2時間10分
 2014








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3月中 横岳西壁石尊稜     
 八ヶ岳/赤岳鉱泉幕営1泊2日
冬期バリエーション初級(岩壁・岩稜・雪稜登攀)
1級上(④)or3級(⑤)/・Ⅳ-(④)/2時間半~4時間
石尊稜は2010年の残雪期と新雪期に2度トライしたことがあり、残雪期は時間切れ敗退。新雪期は何とか石尊峰に達することができたものの、冬、大半を占める雪稜がないのでは価値が分からないと考え、時期を変えての再挑戦した。
   【登攀日の行動時間】①~⑤の合計   11時間02分
   石尊稜アプローチ(赤岳鉱泉~下部岩壁取付:1時間)+登攀準備(15分)   1時間15分
   石尊稜登攀(6P+コンテ)  4時間10分
   頂上休憩写真等(20分)+地蔵尾根経由で赤岳鉱泉まで(1時間35分)  1時間55分
   食事・テント撤収等  1時間45分
   下山(赤岳鉱泉~美濃戸口)  1時間57分
2014





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1月上 水無川モミソ沢     
 表丹沢/日帰り
無雪期バリエーション初級(沢登り):1級上・Ⅳ(②)
→クランポンで登ると技術的には冬バリ初中級レベルに感じた(8m大滝)
 年始にkniferidgeが冬靴(スカルパ・ファントムガイド)とクランポン(アイゼン)を衝動買いしたため、予定していたフリークライミングを変更して、靴慣らし+クランポントレーニングへ出かけた。寒波の影響で、丹沢にも雪が降り、本チャンっぽい雰囲気や、スノーハイクも楽しめ、充実した1日だった。
【コースタイム実績】
戸沢山荘駐車場--25分--モミソ沢出合--2時間23分--8m大滝上--1時間10分--大倉尾根--35分--天神尾根分岐--55分--戸沢山荘駐車場
 
 ちょっとバリエーション2012年~2015年
   
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2012
2009~2011
 1995~2008
穂高コブ尾根(夏)
阿弥陀岳南稜(冬)
 
 剱岳チンネ左稜線
大同心雲稜ルート(夏)
滝谷ドーム中央稜
北岳バットレス第4尾根
赤岳西壁主稜(冬) 
 子持山獅子岩
阿弥陀岳北稜
 二子山中央稜
明神岳東稜
残雪の北穂東稜
剱岳八ッ峰6峰Cフェース
前穂高岳北尾根
槍ヶ岳北鎌尾根
西穂槍ヶ岳縦走

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