日本三名園 と 大名庭園
写真をクリックすると大きくなります

岡山後楽園は、約300年前に
岡山藩2代藩主池田綱政が作ら
せたものです。時代ごとの藩主の
好みや社会情勢によって後楽園
の景観は変化し、その積重ねが
歴史となっています。約4.2万坪


金沢兼六園は、約330年前に
加賀藩5代藩主前田綱紀が別
荘の周りを庭園化したのが作庭の

始りだと言われ、何代もの藩主に
より形づくられた庭園で、一貫した
神仙思想で、大きな池、島など
長寿と永劫の繁栄を投影して作
庭されています。約3万坪


水戸偕楽園は約170年前に水
戸藩9代藩主徳川斉昭が作らせ
たものです。東側を梅林、西側に
竹林と杉林を配し、それらを望む
位置に好文亭が建てられました。
梅林は飢餓と軍備に役立てようと
考え、江戸藩邸の梅の実を採取
して植えたものとされ、1万本を数
えたそうです。約4万坪




    縮景園 広島市
 
安芸藩主浅野家の作庭、誇虹橋は原爆の爆風にも耐えた。



回遊式大名庭園は他にも名園があります。訪ねた事のある、高松市の栗林公園、広島市の縮景園、文京区の六義園、後楽園を紹介します。

栗林公園 高松市
回遊式の南庭と準洋式の北庭からなっている、北門に栗林が存在したが、鴨猟の邪魔になり伐採された。

 六義園 文京区
柳沢吉保の下屋敷入り口の枝垂桜とツツジが有名

 後楽園 文京区
水戸藩初代藩主徳川頼房が作庭し光圀が完成させた。



             後 楽 園 岡山市


園内最大の沢の池。池
越しに、唯心山と岡山城
が眺望できる。中ノ島・御
野島・砂利島の三つの島
がある。
流店、中央に水路を通し
色彩に富んだ奇石六個を
配した珍しい建物です。
戦災をまぬがれ、簡素なた
たずまいを今に伝えていま
す。
曲水、広々とした庭園にすっきりとしたデザインで伝統的な日本庭園と云うより現代アートてきな庭園でパンフレットの表紙にもなっている。





             兼 六 園 金沢市

徽軫灯籠と霞ヶ池、兼六
園を代表する景観です。
徽軫灯籠は足が二股に
なっていて琴柱に似ている
事からその名がついた。
高さ2.67m。
雁行橋、11枚の赤戸室石を使用し雁が列をなして飛んでいく様をかたどっている。一枚一枚が亀の形をしている事から亀甲橋ともいわれる。 日本最古の噴水、霞ケ池を水源とし水面との高低差による水圧で上がっており、高さは3.5mで池の水位により変化します。





             偕 楽 園  水戸市


好文亭からの眺望、右
手に千波湖、左手に梅
園が広がる。梅以外にも
キリシマツツジ、孟宗竹、
萩、紅葉が見られ、千波
湖との景観は絶景です
好文亭、亭は斉昭自らが設計したもので木造2層3階建ての本体と平屋建ての奥御殿からなり各所に創意工夫と洒脱さを感じさせます。 偕楽園の梅は品種が多いいことでも有名。開花は品種により異なるが、12月下旬から3月下旬が見頃となります。



             トップページへ 前ページへ 次ページへ