日本三大桜 山高神代桜・根尾谷薄墨桜・三滝桜
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    日本五大桜
日本五大桜は大正11年に国
が、代表的な桜を選び指定し
た五つの桜のことで、何れも
天然記念物、もしくは特別天
然記念物に指定されている次
の五つの桜のことです。


三春の滝桜(福島県)
山高神代桜(山梨県)
根尾谷薄墨桜(岐阜県)
狩宿の下馬桜(静岡県)
石戸浦桜(埼玉県)
下馬桜と石戸浦桜は、古木は
朽ちましたが、枝木が再生し
花を咲かせています。


これらは自然種で、かなり長
い寿命があります。自然種の
桜はヤマザクラなど10種ほど
が認められています、有名な
吉野の桜もヤマザクラ種です。

園芸品種は数多く、江戸末期
に開発されたソメイヨシノは、
明治以降各地に広がり、桜の
代名詞となっています。

現在日本では、固有種・交配
種を含めて600種以上の品種
が自生しています。



神田の大糸桜
桜の名所は全国各地に有りますが、高遠城址のコヒガンザクラと、河津のカワヅザクラは、小振りな花で花びらの色が濃く、特徴のある綺麗な桜です。
一本桜で印象に残っているのは、甲州街道沿いの大糸桜(小淵沢)で、雪の八ヶ岳を背景とした姿は、素晴らしく優雅で美しい紅枝垂桜です。
枝垂桜は、久遠寺・角館・榴ケ岡公園(仙台市)がみごとで、印象に残って居ます。 ここに紹介した桜の名所は、満開の時期に合わせて、何度でも訪れたいところです。

山 高 神 代 桜 (山梨県)




    
 同じ實相寺境内に咲く枝垂桜。
久遠寺の枝垂桜を株分けしたも の です。
 
 北杜市の實相寺境内に咲く樹齢1800年余、樹高13m、枝張り30m
の日本最古の桜です。幹が朽ちているが神々しいほどの貫禄があり、背景
の雪をかぶった甲斐駒ケ岳とのコントラストが大変綺麗です。 日本武尊が
東征の帰り道、この地にお手植えされたという伝承があります。       
 エドヒガン桜。 甲州街道     


根 尾 谷 薄 墨 桜 (岐阜県)
  樹齢1500年余、樹高16.3m、幹囲9.9m、 蕾の時は薄いピンク色で満開では花びらは白色になり、徐々に薄墨色に変化することから、地元では淡墨桜とも呼ばれています。 幹囲の大きさと枝張りの雄大さに圧倒されます、「世界一の桜」と云われる所以です。 ヒガン桜。 国道157号線と418号線が交わる付近。

三 滝 の 滝 桜 (福島県)




  樹齢1000年余、樹高13.5m、幹囲11.3m 枝張りは幹から北へ5.5m、東へ11.0m、南へ14.5m、
西へ14.0mも有ります。四方に伸びた太い枝から、薄紅色の小さな花が咲き競い、その様が滝が流れ落ちるように見えることから滝桜と呼ばれています。数年前に最上部の枝が積雪のため折損し少し寂しくなりました。
エドヒガン系の紅枝垂桜。 奥州街道 磐越都路往還。

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